日々の感想

アニメ・アニソン・イベント等の感想の備忘録です。

ポタフェス@仙台国際センター に行った

ポタフェスというイベントがあります。

ポタフェス2017 | PORTABLE AUDIO FESTIVAL 2017 – ポータブルオーディオフェスティバル公式サイト

これは、コンシューマのオーディオではここ数年急に有名になったeイヤホンが主催するイベントで、普通の量販店では置いていないようなイヤホン、ヘッドホン、DAC、アンプなどが、それぞれ各社のブースで展示され、かつ試聴もできるという展示会です。

 

今日はこれに行ってきました。

 

これはもちろん仙台だけではなくて、2016年の12月に東京の秋葉原でも開催されていたものです。それが、年を越した2017年2月の仙台を始めとして札幌、博多、梅田、名古屋、そして秋葉原と、全国の主要都市を回ります。むしろこのラインナップでよく仙台が入ってくれたものです。

 

さて、そんな仙台に行ってきたわけです。

 

当方学生でそんなお金も無いので、普段はWalkman A30に自作ポタアン (ほぼこれ準拠) にShure SE215無印で聴いてます。なので、ハイエンドとかは全然馴染みがありません。

 

とりあえず今回のポタフェスでの目的は、普段量販店ではお目にかかれないような高級品を試聴すること、です。

具体的には、STAXMojoゼンハイザー、UE、finalあたりです。

 

 

 

まずSTAX

1つの到達点としてよく引き合いに出されていたので名前と特徴 (コンデンサ型) は知っていましたが、なかなか実機にお目にかかることも無い。実はヨドバシ仙台店にもあるらしいですが、買える額でも無いので試聴のために出してもらうわけにもいかない。

 

そこで今回のイベントです。試聴用に全機種が並べて置いてある。すごい!

それで初めてコンデンサ型というのを聴いてみたわけです。

これは、もう異次元でした。

開放型だというのもありますが、音場の広さとか、音の立ち上がりの良さとか、ドライバ全体の余裕を感じる音でした。

 

STAXコンデンサ型なので、ヘッドホン自体に高電圧の直流バイアスを掛ける必要があります。この会社では580 Vを掛けているそうです。

なので、原理的に専用のアンプが必要です。

そのため、音が非力になることは絶対に無いわけですが、それでもここまで広がりのある音は普通出せないと思います。。。

 

 

次、Mojo

Chordというハイエンド向けの会社が出しているポタアンDACです。

これは以前から話題になっていて、秋葉原のポタフェスの際にも試聴しましたが、その時はLine inでした。

この機種の特徴は、DACです。普通のコンシューマ向けのポタアンDACの場合、TIとか旭化成とか、DACのチップを作っている会社からチップを仕入れて自社製品に載せるのが普通ですが、Chord Mojoは、DACを自社製のFPGA上で動かしています。

これがMojoの最大の特徴です。

実際、これで聴いてみると、だいぶ違います。

値段も5万円程度と、ハイエンドメーカーにしては手頃なので、けっこうアリだなと思いました。

 

 

 

ゼンハイザー

いわゆるプリン (HD598) のマイナーアップのHD599を聴きに行きました。

とても聴きやすいです。また、本体も軽いしイヤパッドも柔らかいので、長時間でも疲れないのがとても良いです。

次のおうち用ヘッドホンはこれにしようと思います。

 

ポータブル用途のMOMENTUM iも聴いたんですが、やはりプリンに比べると閉塞感があって好みじゃないですねえ。コンパクトに畳めるところは良いんですけど。

 

 

 

UE

コンシューマ向けだと10proの会社だなってくらいにしか思ってなかったんですけど、ここではカスタムIEMを沢山置いてました。

特に、UE Pro Reference Remasteredというモデルがとてもよかったです。

13万円します。

www.e-earphone.jp

カスタムIEMの世界って20万超えとか普通なので、そんなに高い気がしなくなってくる (錯乱)

でも冷静になると、いや、高いですわ。

 

 

final

F7200というBAのイヤホン、形状が奇抜というか、これどこにドライバ入ってんだよって感じで見覚えがあったので、試しました。ただまあ、これはちょっと形状のインパクト以外のポジティブな印象は無かったですね・・・。

final-audio-design.com

 

FA-BA-SSTは、シングルBAとは思えないほど全域を鳴らし切るイメージ。でもやっぱり低音は少し足りないかなと。このメーカー全体の特徴でもあるけれど、筐体全体を鳴らすことで低音を出す感じでした。

 

一番印象が良かったのは、Piano Forte VIIIでした。

これは、筐体が真鍮製なのもあり、ジャズ音源のブラスの鳴りが良かったです。ハウジングが楽器のように作用しているイメージでした。

final-audio-design.com

 

 

 

 

番外編  コンプライ

 

コンプライは、フォーム型のイヤピースを出しているメーカーです。そのブースであった出来事が以下。

 

 

コンプライの人「イヤホン持ってる?」

私「Shure SE215なら」

コ「あー、これかー、このイヤピース壊していい?新しいのあげるから」

私「えっ!?まあいいですけど・・・」

コ「ちょっと耳見せて」

私「はい」

コ「んー、君はアジアンフィットのSが合うと思うよ、はい、どうぞ」

私「しゅごい・・・」

 

www.e-earphone.jp

 

コ「普通に買うと2500円する3セットパック、ここでなら2000円で売ってるけど、どう?」

私「買います。(ちょろい)」

 

 

とまあ、こんな感じでした。

元々Shureに付いてるイヤピもフォームタイプなのでそれで満足していたんですが、コンプライの人いわく「Shureのはスポンジの目が荒いからあまり良くない」とのこと、あと、3ヶ月以上つけっぱなしにしているとスポンジとイヤホン本体がくっついて取れなくなるから、定期的に交換した方がいいらしい。

 

ありがとう、営業部長さん (名刺貰った) 、これからは定期的に付け替えます・・・。